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 平成15年版 犯罪白書 第2編/第4章/第3節/5 

5 保安

 行刑施設の保安(施設の安全及び秩序を維持する作用)は,受刑者の処遇が円滑に行われるための基盤となるものである。
 2―4―3―5表は,平成14年における,逃走,殺傷等のいわゆる刑務事故の発生状況を見たものである。
 被収容者は,行刑施設の規律に違反した場合,懲罰に処せられる。平成14年における受刑者の規律違反行為に対する懲罰受罰人員は,3万9,411人であり,規律違反行為のうち,怠役(15.7%),被収容者に対する暴行(14.8%)が高い比率を占めている(矯正統計年報による。)。

2―4―3―5表 行刑施設事故発生件数