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 平成15年版 犯罪白書 第1編/第5章/第2節 

第2節 日本人の国外における犯罪

 在外公館が邦人保護事務を通じて把握した日本人の国外における犯罪加害状況を見ると,平成14年は,件数が508件(前年比30.6%増),人員が585人(同26.6%増)となっている(外務省大臣官房領事移住部の資料による。)。
 1―5―2―1図は,平成14年に日本人が国外において起こした犯罪の類型別構成比を見たものである。その内訳を多い順に見ると,出入国・査証28.1%(143件)が最も多く,麻薬12.0%(61件),詐欺・同未遂8.5%(43件),傷害・暴行7.7%(39件),外為法・関税法6.9%(35件)と続いている。

1―5―2―1図 日本人の国外における犯罪類型別構成比