IV-78図は，最近10年間における日本人の出国者数及び渡航先の推移を地域別に見たものである。

IV-78図　日本人の出国者数の推移

　日本人の出国者数は，平成3年以降，10年を除き，一貫して増加傾向にあり，12年は，前年を146万1,018人(8.9％)上回って，1,781万8,590人となった。これを渡航先国別に見ると，アメリカ(ハワイ及びグアムを含む。)が最も多く507万3,673人で，全体の28.5％を占め，以下，韓国，中国，タイの順となっている(法務省入国管理局の資料による。)。
　IV-79図は，海外在留の日本人のうち，在留国の永住権を得ている「永住者」及び3か月以上滞在している「長期滞在者」(併せて在留邦人という。)の推移を見たものである。平成3年と比較し，12年は，永住者で13.6％，長期滞在者で27.8％，それぞれ増加しており，前年と比べ永住者で1.6％，長期滞在者で2.2％の増加が見られた。

IV-79図　在留邦人数の推移