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 平成11年版 犯罪白書 第5編/第5章/第5節/2 

2 その他の被害者援助サービス

 「被害者相談室」などの援助サービス機関を知っているかとの問いに対しては,「知っている」と答えたものが14件(14.9%),「知らない」と答えたものが78件(83.0%)であった。
 また,援助サービス機関の利用の有無では,「利用した」と答えたものは1件にすぎず,利用したいかどうかの問いに対して,「利用したい」と答えたものは11件(11.7%),「利用したくない」と答えたものは63件(67.0%)であった。
 さらに,援助サービスに関し,保護観察所など刑事司法機関に要望する事項の有無を尋ねたところ,「要望する」としたものは28件(29.8%),「要望しない」としたものは66件(70.2%)であった。「要望する」としたものの具体的な内容は,大別すると,「被害者等の知りたいこと(公判期日,判決結果,受刑施設,仮出獄の時期,帰住予定地など)を知らせてほしい」とするものが11件,「加害者に対する指導(謝罪,再犯防止などについて)をしてほしい」とするものが7件,「いろいろな相談に乗ってほしい」とするものが4件,「経済的な援助をしてほしい」とするものが3件,その他9件となっている(要望事項ごとに分類・集計し,それぞれ1件と計上している。)。