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3 被害者と年齢 V-2図は,平成10年の罪名別認知件数について,被害者の年齢層別構成比を見たものである。性犯罪では30歳未満の被害者の占める比率が極めて高く,特に,強制わいせつは,未成年の被害者が70%近くに達している。また,財産犯の中でも,強盗及び恐喝は,13歳から29歳までの被害者の占める比率が高く,恐喝は,未成年の被害者が68.1%となっている。傷害も13歳から29歳までの被害者の比率が高くなっている。これに対して,詐欺及び放火では,30歳以上の被害者が占める比率が高く,特に放火は,60歳以上の被害者が40.5%を占めている。一方,窃盗及び殺人では,各年齢層の比率はおおむね10%台で,年齢層による差は比較的小さい。
V-1図 被害者と被疑者との面識の有無等別検挙件数構成比 V-2図 被害者の年齢層別構成比 |