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 平成11年版 犯罪白書 第3編/第2章/第3節/4 

4 新収容者の特質

 平成10年の少年鑑別所新収容者の年齢を男女別に見ると,男子は17歳(22.6%)が最も多く,以下,18歳(21.1%),19歳(19.9%)の順となっており,女子は16歳(22.2%)が最も多く,以下,17歳(19.4%),15歳(15.8%)の順となっている。
 III-23図は,平成10年の新収容者について,男女別及び年齢層別に非行名別構成比を見たものである。男子は,すべての年齢層で窃盗が最も多く,次いで,年少少年では傷害,虞犯,中間少年では道路交通法違反,傷害,年長少年では傷害,道路交通法違反の順となっている。女子は,年少少年では虞 犯,傷害,窃盗の順となっており,中間少年では虞犯に次いで,傷害,窃盗 及び覚せい剤取締法違反がほぼ同数で並んでいる。年長少年では,覚せい剤 取締法違反が最も多く,次いで窃盗となっており,傷害及び虞犯は他の年齢 層と比べて大幅に少なくなっている。

III-23図 少年鑑別所新収容者の男女別・年齢層別・非行名別構成比