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 平成 6年版 犯罪白書 第3編/第5章/第2節/2 

2 精神障害者等の刑法犯罪名別検挙人員

III-37図 精神障害者又は精神障害の疑いのある者の刑法犯罪名別検挙人員

 警察庁の統計によれば,平成5年における交通関係業過を除く刑法犯検挙人員29万7,725人のうち,精神障害者は464人,精神障害の疑いのある者は1,276人であった(以下「精神障害者」と「精神障害の疑いのある者」とをまとめて「精神障害者等」という。)。交通関係業過を除く刑法犯検挙人員に占める精神障害者等の比率は,0.6%であった。
 III-37図は,交通関係業過を除く刑法犯検挙人員のうち,精神障害のため,自傷他害のおそれがあるとして,精神保健法24条により都道府県知事への通報の対象とされた精神障害者等の人数を罪名別に見たものである。放火の15.7%,殺人の11.8%が目立って高くなっている。