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 平成 6年版 犯罪白書 第1編/第1章/第3節/3 

3 虞   犯

 I-4表は,最近5年間における虞犯の態様別に見た家庭裁判所終局処理人員の推移を示したものである。平成4年における虞犯の総数は1,310人で,その内訳を見ると,家出が最も多く,次いで,交友不良,不純異性交遊,怠学,夜遊びの順となっている。また,虞犯総数に占める女子の比率は,男子より高く,4年には60.4%となっている。
 なお,虞犯少年の年齢層別構成比を男女別に見ると,男子では,14歳・15歳の少年が,女子では16歳・17歳の少年が最も高く,それぞれ37.0%,45.6%を占めているが,女子の14歳・15歳の少年も45.4%と高く,18歳・19歳の男子は19.7%,女子は7.2%となっている。

I-4表 虞犯の態様別家庭裁判所終局処理人員