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3 女子犯罪に占める罪名別構成比 (IV-57図)
我が国における交通関係業過を除く刑法犯と薬物犯罪の女子検挙人員を罪名別構成比で見ると,窃盗が76.7%と大部分を占め,薬物犯罪が4.6%(薬物犯罪のうち,覚せい剤取締法違反は4.2%)とこれに次いでいる。傷害,強盗はそれぞれ2.5%,0.1%と極めて低い。 窃盗が過半数を超えるのは我が国76.7%,ドイツ65.9%,イギリス61.0%,フランス57.4%,アメリカ57.0%,スウェーデン54.7%である。韓国では,窃盗は6.6%にすぎない。薬物犯罪は韓国を除いて比較的その割合が高く,アメリカは18.7%と他国と比較して群を抜いて高いのをはじめ,フランスも10.5%と比較的高い数値である。 また,傷害については,我が国に比較して諸外国はその割合が高く,韓国は暴力行為等処罰法違反41.2%,傷害7.0%であるのをはじめ,イギリスも11.7%と高く,アメリカ,ドイツ,フランスでも6%を超えている。 IV-57図 女子検挙人員の罪名別構成比 |