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 平成 4年版 犯罪白書 第3編/第1章/第2節/4 

4 集団非行

 III-8表は,法務省の特別調査により,最近5年間の少年非行における共犯関係及び非行集団加入の有無について見たもので,平成3年については,それを主要罪名別に示してある。3年における共犯率は46.2%で,非行集団加入率は7.2%である。5年間の推移を見ると,共犯率は減少傾向にあるものの,罪名別に少年の共犯率を見ると,強盗,恐喝,傷害など凶悪・粗暴な犯罪において高く,また,非行集団加入率の高いものは強盗及び強姦となっている。

III-6表 覚せい剤事犯少年の学職別検挙人員

III-7表 シンナー等濫用少年の学職別検挙人員

III-8表 犯罪少年の共犯・非行集団関係

III-9表 暴走族のグループ数,構成員数及び構成員中に占める少年の比率

 III-9表は,最近5年間における暴走族のグループ数,構成員数及び構成員中に占める少年の比率を示したものである。平成3年11月末日現在を前年同月末日現在と比較すると,グループ数は増加しているが,構成員数は減少していることから,暴走族組織が分裂小規模化の方向に向かっていることがうかがわれる。構成員中に占める少年の比率は,下降の傾向にあったものが,3年にはやや上昇している。

III-10表 少年刑法犯検挙人員中再犯者数