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2 窃盗少年 前述のとおり,交通関係業過を除く少年刑法犯検挙人員中に占める窃盗の比率は常に高く,平成3年には69.2%となっているが,これを手口別構成比で見ると,III-5図のとおりで,万引きが最も多く,次いで,オートバイ盗,自転車盗,自動車盗,空き巣ねらい,車上ねらいの順となっており,万引き及び車両関係の窃盗が目立っている。また,3年における万引き少年の学職別構成比は,中学生が42.1%で最も高く,次いで,高校生が41.6%で,これらの中・高生で万引き事犯の83.7%を占めており,無職者及び有職者の比率は,それぞれ3.7%,3.5%といずれも低くなっている。さらに,同年の法務省の特別調査によって,窃盗少年の犯行動機を見ると,「利欲」が63.3%,「遊び」が31.6%であり,「困窮・生活苦」はわずか0.5%にすぎない。
III-5図 窃盗事犯少年の手口別構成比 |