III-5表は，最近5年間における虞犯の態様別家庭裁判所終局処理人員の推移を示したものである。平成2年における虞犯少年の態様別終局処理人員の内訳を見ると，家出が最も多く，次いで，交友不良，不純異性交遊などとなっている。また，虞犯少年に占める女子の比率は，男子より高く，2年には58.0%となっている。
　なお，虞犯少年の年齢層別構成比は，男女共に15歳以下が最も高く，男子で50.9%，女子で54.7%を占め，次いで，16・17歳が男子で34.0%，女子で39.3%となっており，18歳以上は，それぞれ15.1%，6.0%と，年齢が高くなるにつれて低くなっている。

III-5表　虞犯の態様別家庭裁判所終局処理人員