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 平成 4年版 犯罪白書 第2編/第3章/第2節/7 

7 再犯期間

 II-29表は,新受刑者のうち,前刑出所後の犯罪により再入所した者について,出所日から再入所に係る犯罪の最初の犯行日までの期間(以下「再犯期間」という。)の累積率を見たものである。総数では,再入受刑者(1万3,091人)の22.4%が前刑出所後6月未満で再び犯罪を犯しており,1年未満では,その率が40.9%となっている。なお,前刑が満期釈放であった者6,901人と仮釈放であった者6,190人とについて再犯期間を比較すると,前刑出所後1年未満に再犯を犯した者の比率は,仮釈放者の場合は33.0%であるのに対し,満期釈放者では48.1%であり,同じ再入受刑者であっても,満期釈放者の方が仮釈放者よりも比較的早い時期に再犯に陥る傾向が見られる。

II-26表 新受刑者の罪名別構成比

II-27表 新受刑者の刑名・刑期別構成比

II-28表 初入受刑者の執行猶予歴・保護処分歴別構成比

II-29表 再入受刑者の前刑出所事由別再犯期間累積率