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 昭和63年版 犯罪白書 第3編/第1章/第2節/4 

4 集団による犯行

 III-10表は,法務省の特別調査により,最近5年間の少年非行における共犯関係及び非行集団加入の有無について見たもので,昭和62年については,それを罪名別に見たものである。62年における共犯率は48.1%であり,非行集団加入率は7.0%である。5年間の推移を見ると,共犯率及び非行集団加入率は漸減の傾向にあるものの,罪名別に見ると,強盗,恐喝,強姦,傷害など凶悪・粗暴な犯罪において高いことが注目される。

III-9表 性の逸脱行為で補導された女子少年の態様別人員

III-10表 非行少年の共犯・非行集団関係

III-11表 暴走族のグループ数,構成員数及び構成員中に占める少年の比率

 III-11表は,最近5年間における暴走族のグループ数,構成員数及び構成員中に占める少年の比率を示したものである。グループ数及び構成員数は,おおむね減少傾向にあり,昭和62年11月30日現在で544グループ,3万5,480人となっている。また,構成員中に占める少年の比率は,同日現在で,79.4%となっている。