前の項目 次の項目 目次 図表目次 年版選択 | |
|
4 新受刑者の罪名 II-25表は,昭和61年における新受刑者の罪名別構成比を男女別に見るとともに,最近3年間の新受刑者の罪名別構成比を対比したものである。61年の新受刑者では,刑法犯を犯して服役した者が総数の61.3%,特別法犯を犯して服役した者が38.7%となっている。罪名別では,前年に引き続き覚せい剤取締法違反を犯した者が28.0%(8,568人)と最も多く,次いで,窃盗の26.9%(8,231人)となっている。男女別に見ると,男子では窃盗を犯した者27.1%(7,940人)が覚せい剤取締法違反の26.8%(7,861人)をやや上回り,最も多いが,女子では,53年以降,覚せい剤取締法違反者が窃盗を上回って第1位を保っており,56年には過半数を占めるに至り,61年においては,同法違反を犯して服役した者は女子受刑者の54.4%(707人)を占めている。
II-25表 新受刑者の罪名別構成比(昭和59年〜61年) |