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1 少年新受刑者の動向 昭和57年中に新たに入所した少年受刑者(裁判時20歳未満の者をいい,入所時に20歳を超えている者を含む。以下本節において同じ。)は153人(前年は135人)で,うち,入所時20歳未満の者は133人(前年は114人)である。57年末現在収容中の少年受刑者は100人で,前年に比べ13人増加している。
少年新受刑者の罪名別人員は,IV-47表のとおりであるが,昭和57年は,前年に比較すると,殺人,窃盗,業過,覚せい剤取締法違反などが増加している。 IV-48表は,少年新受刑者の刑名・刑期別人員を見たものである。昭和57年では,懲役は129人で,うち,2年以下が73.6%であり,禁錮は24人で,2年を超える者はいない。なお,少年受刑者153人のうち,145人が不定期刑を言い渡されている。 少年新受刑者中,初人者の保護処分歴は,IV-49表のとおりで,少年院送致及び保護観察処分に付せられた者が増加しているのが注目される。 IV-47表 少年新受刑者の罪名別人員(昭和40年,50年,55年〜57年) IV-48表 少年新受刑者の刑名・刑期別構成比(昭和40年,50年,55年〜57年) |