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 昭和58年版 犯罪白書 第2編/第3章/第2節/3 

3 強  姦

 II-58表は,強姦の期間別平均再犯率等の推移を見たものである。
 一般再犯の再犯率を見ると,実刑者においては,昭和30年代前期の58.1%(単年次では28年の72.2%)が最も高い数字を示し,執行猶予者にあっては,20年代後期の41.7%(単年次では32年の65.0%)が最も高くなっている。
 暴力再犯の再犯率は,昭和30年代前期の実刑者の32.8%(単年次では39年の40.0%),30年代前期の執行猶予者の23.6%(単年次では32年の30.3%)がそれぞれ最高である。
 同一再犯の再犯率は,実刑者では昭和30年代前期の6.7%が,執行猶予者では20年代後期の4.6%が,それぞれ最も高く,同一再犯の再犯率は強盗とほぼ同じで,後出の恐喝及び傷害に対比して低くなっている。

II-58表 強姦事犯者の再犯率(昭和25年〜57年)