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3 爆発物・火炎びん使用事犯 爆発物使用事犯の発生件数と死傷者数の推移を昭和44年から54年までの11年間について見ると,I-12図のとおり,近年では,三菱重工事件など爆弾事件が多発した49年をピークとして,おおむね減少傾向にある。I-49表は,最近5年間における爆発物使用事犯の発生件数及び死傷者数を示しており,54年の発生件数は,前年の1件から4件に増加している。54年の4件は,京都・新町会館事件(1月24日),東京・東洋レーヨン重役宅事件(3月19日),神奈川・東洋レーヨン基礎研究所事件(3月26日)及び東京・間組新築工事現場事件(10月28日)である。
I-12図 爆発物使用事犯発生件数及び死傷者数の推移 I-49表 爆発物使用事犯発生状況 I-13図 火炎びん使用事犯検察庁受理人員及び火炎びん使用本数の推移 (昭和44年〜54年) I-50表 火炎びん使用事犯検察庁受理人員及び火炎びんの使用状況 火炎びん使用事犯の検察庁受理人員及び使用本数の推移を昭和44年から54年までの11年間について見ると,I-13図のとおり,成田闘争を反映して52年から増加傾向にあったが,54年には著しく減少している。I-50表は,最近5年間における火炎びん使用事犯の検察庁受理人員及び使用本数を示している。54年においては,受理人員,使用本数のいずれも前年より著しく減少しており,受理人員は59人,使用本数は510本である。 |