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 平成14年版 犯罪白書 第5編/第2章/第1節/2 

2 地域別推移

 平成13年における都道府県別認知件数を見ると,一般刑法犯では,東京,埼玉,千葉,神奈川,愛知,大阪,兵庫及び福岡の合計が全体の約6割を占め,12年と比較すると,特に大阪の増加が顕著である(警察庁の統計による。)。
 5-2-1-2図は,認知件数が比較的多く,統計上の誤差を生じにくい傷害に関して,都道府県別認知件数の増減率の推移を見たものである。平成3年と8年を比較すると,半数以上の都道府県において低下傾向を示すとともに,都道府県別に著しい差は見られない。しかし,8年と13年を比較すると,高知県を除くすべての都道府県で上昇しているほか,特に,宮城,栃木,三重,大阪及び沖縄の各府県で上昇が目立っている。

5-2-1-2図 都道府県別傷害認知件数増減率の推移