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令和2年版 犯罪白書 第4編/第8章/第3節/4

4 保護観察

令和元年における外国人の仮釈放者及び保護観察付全部・一部執行猶予者の保護観察開始人員は, 546人(前年比5.4%減)であった(うち,保護観察付一部執行猶予者の保護観察開始人員は34人であった。)。国籍別に見ると,韓国・朝鮮が210人と最も多く,次いで,中国106人,ブラジル48人の順であった(CD-ROM資料4-9参照)。来日外国人に限ると,331人(同15.6%減)であり,その内訳は,仮釈放者が307人,保護観察付全部執行猶予者が14人,保護観察付一部執行猶予者が10人であった(保護統計年報による。)。

令和元年末現在,外国人(永住者及び特別永住者を除く。)の保護観察係属人員は,仮釈放者243人,保護観察付全部執行猶予者45人,保護観察付一部執行猶予者12人の合計300人(前年末比12.8%減)であった(法務省保護局の資料による。)。

なお,外国人の保護観察係属人員については,仮釈放者のうち,202人は退去強制事由に該当し,国外退去済みの者が159人,退去強制手続により収容中の者が41人,仮放免中の者が2人であった(法務省保護局の資料による。)。