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令和2年版 犯罪白書 第4編/第1章/第2節/2

2 過失運転致死傷等・危険運転致死傷

過失運転致死傷等の検挙人員の推移(最近20年間)及び危険運転致死傷の検挙人員の推移(平成13年以降)を見ると,4-1-2-3図のとおりである。過失運転致死傷等の検挙人員は,16年(90万119人)をピークに高止まりの状態にあったが,17年以降減少し続けており,令和元年は37万8,182人(前年比10.9%減)であった。危険運転致死傷の検挙人員は,平成14年から25年まで,200人台から400人台で推移していたが,26年5月に自動車運転死傷処罰法の施行により処罰範囲が拡大されるなどすると,27年以降,その検挙人員は600人前後で推移しており,令和元年は653人(同7.8%増)であった。

4-1-2-3図 過失運転致死傷等・危険運転致死傷 検挙人員の推移
4-1-2-3図 過失運転致死傷等・危険運転致死傷 検挙人員の推移
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令和元年における危険運転致死傷・過失運転致死傷等の罪名別検挙人員は,4-1-2-4表のとおりである。同年の危険運転致死傷の検挙人員653人のうち致死事件は40人(前年比3人増)で,元年の過失運転致死傷等の検挙人員37万8,182人のうち致死事件は2,677人(同296人減)であった(CD-ROM参照)。

なお,犯罪少年による危険運転致死傷の検挙状況については,第3編第1章第2節2項参照。

4-1-2-4表 危険運転致死傷・過失運転致死傷等 検挙人員
4-1-2-4表 危険運転致死傷・過失運転致死傷等 検挙人員
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