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平成30年版 犯罪白書 第4編/第8章/第3節/4

4 保護観察

平成29年における外国人の仮釈放者及び保護観察付全部・一部執行猶予者の保護観察開始人員は,597人(前年比5.4%減)であった(うち,保護観察付一部執行猶予者の保護観察開始人員は4人であった。)。国籍等別に見ると,韓国・朝鮮237人,中国100人,ブラジル59人の順であった(CD-ROM資料4-11参照)。来日外国人に限ると,367人(同6.4%減)であり,その内訳は,仮釈放者が352人,保護観察付全部執行猶予者が15人であった(保護統計年報による。)。

平成29年末現在,外国人(永住者及び特別永住者を除く。)の保護観察係属人員は,仮釈放者262人,保護観察付全部執行猶予者54人の合計316人(前年末比4.2%減)であり,保護観察付一部執行猶予者はいなかった。

なお,外国人の保護観察係属人員については,仮釈放者のうち,232人は退去強制事由に該当し,国外退去済みの者が159人,退去強制手続により収容中の者が72人,仮放免中の者が1人であった(法務省保護局の資料による。)。