強姦,強制わいせつの検察庁終局処理人員(少年事件を含む。)の処理区分別構成比の推移(最近20年間)を見ると,6-2-2-1図のとおりである。
平成26年における検察庁終局処理人員は,強姦が1,290人(前年比19人(1.5%)減),強制わいせつが3,586人(同51人(1.4%)増)であった。その内訳は,強姦について,起訴448人,起訴猶予52人,その他の不起訴703人,家庭裁判所送致87人,強制わいせつについて,起訴1,459人,起訴猶予161人,その他の不起訴1,569人,家庭裁判所送致397人であった。強姦の起訴人員は,12年から17年にかけて1,000人前後で推移していたが,その後,減少し続けている。強制わいせつの起訴人員は,近年1,400人台前後で推移している(CD-ROM参照)。
検察庁終局処理人員について,強姦,強制わいせつの起訴・不起訴人員等の推移(最近20年間)を見ると,6-2-2-2図のとおりである。平成26年の起訴率は,強姦37.2%(前年比6.2pt低下),強制わいせつ45.8%(同3.1pt低下)であった。また,同年の起訴猶予率は,強姦10.4%,強制わいせつ9.9%と,一般刑法犯全体の起訴猶予率(50.6%。2-2-3-2図CD-ROM参照)と比べて顕著に低い。
強姦,強制わいせつの不起訴人員の理由別構成比の推移(最近20年間)を見ると,6-2-2-3図のとおりである。