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平成24年版 犯罪白書 第4編/第2章/第2節/2

2 銃器犯罪
(1)対立抗争事件

暴力団相互の対立抗争事件数及び銃器(拳銃,小銃,機関銃,砲,猟銃その他金属性弾丸を発射する機能を有する装薬銃砲及び空気銃)の使用率(対立抗争事件数に占める銃器が使用された事件数の比率)の推移(最近10年間)は,4-2-2-3図のとおりである。平成20年以降,暴力団対立抗争事件の事件数は減少していたが,23年は,13件と増加した。


4-2-2-3図 暴力団対立抗争事件 事件数・銃器使用率の推移
4-2-2-3図 暴力団対立抗争事件 事件数・銃器使用率の推移

(2)銃器使用事件

銃器発砲事件数及びこれによる死亡者数の推移(最近10年間)は,4-2-2-4図のとおりである。


4-2-2-4図 銃器発砲事件 事件数・死亡者数の推移
4-2-2-4図 銃器発砲事件 事件数・死亡者数の推移

銃器使用犯罪の検挙件数の推移(最近10年間)を拳銃とそれ以外の銃器の別に見ると,4-2-2-5図のとおりである。


4-2-2-5図 銃器使用犯罪 検挙件数の推移(使用銃器別)
4-2-2-5図 銃器使用犯罪 検挙件数の推移(使用銃器別)

(3)拳銃の押収状況

拳銃の押収丁数の推移(最近10年間)は,4-2-2-6図のとおりである。平成23年における拳銃の押収丁数は,426丁(前年比29丁(7.3%)増)であり,このうち375丁(88.0%)が真正拳銃であり,また,123丁(28.9%)が暴力団構成員等から押収された拳銃であった(警察庁刑事局の資料による。)。


4-2-2-6図 拳銃押収丁数の推移
4-2-2-6図 拳銃押収丁数の推移