前の項目 次の項目       目次 図表目次 年版選択


2 少年院及び保護観察における状況
(1)少年院在院期間

調査対象者の平均在院期間は,一般短期処遇で151日,特修短期処遇で78日,長期処遇で376日であり,長期処遇対象者のうち,540日(約1年6月)を超えて収容されていた者は,23人(5.8%)であった。

(2)少年院における資格・免許の取得状況

7-3-1-5表は,調査対象者が,少年院において取得した資格・免許の状況を見たものである。調査対象者のうち,個別に指定された職業補導の種目に関連して資格・免許を取得した者の比率は42.1%,それ以外で資格・免許を取得した者の比率は55.7%であり,在院中に一つでも資格・免許を取得した者の比率は77.8%であった。


7-3-1-5表 少年院で取得した資格・免許(男女別)
7-3-1-5表 少年院で取得した資格・免許(男女別)

(3)本件出院後の帰住先

7-3-1-6図は,調査対象者の本件出院時の引受人別構成比を男女別に見たものである。本件非行時に実父母,実母,実父,実父義母及び義父実母が保護者であった者621人のうち,49人(7.9%)が,これら以外の更生保護施設等を帰住先としていた。


7-3-1-6図 本件出院時の引受人別構成比(男女別)
7-3-1-6図 本件出院時の引受人別構成比(男女別)

(4)保護観察終了事由

7-3-1-7図は,調査対象者の保護観察終了事由別構成比を男女別に見たものである。男女ともほとんどの者が,期間満了又は退院で終了しており,保護処分取消しとなった者の比率は,全体で7.8%であった。平成22年における少年院仮退院者全体の状況(3-1-5-7図参照)を見ると,期間満了となった者の比率は,調査対象者の方が高いが,これは,調査対象者の本件出院時年齢が18歳又は19歳であり,保護観察期間が短いことによると考えられる。


7-3-1-7図 保護観察終了事由別構成比(男女別)
7-3-1-7図 保護観察終了事由別構成比(男女別)

なお,調査対象者のうち,本件出院後に再非行により再度少年院送致となった者は,男子64人(10.6%),女子1人(2.6%)であった。