3-1-3-1図 少年鑑別所入所者の人員（男女別）・女子比の推移
少年鑑別所の入所者（観護措置，勾留に代わる観護措置又はその他の事由（勾留，引致等）により入所した者をいい，矯正統計年報における「新収容（人員）」に相当する。）の人員の推移（昭和24年以降）は，3-1-3-1図のとおりである。その人員は，平成8年から増加し，15年に昭和45年以降最多を記録したが，その後，7年連続で減少している（CD-ROM資料3-4参照）。平成22年におけるその人員の内訳は，観護措置による者が85.5％，勾留に代わる観護措置による者が10.4%であった（矯正統計年報による。）。
3-1-3-2図は，少年鑑別所の被収容者の年齢層別構成比の推移（最近20年間）を男女別に見たものである。男子は，年少少年の構成比がおおむね上昇する傾向にある一方，年長少年の構成比は低下する傾向にある。女子は，男子と比べ，低年齢で収容される者の構成比が高い。
3-1-3-3図は，平成22年における被収容者の非行名別構成比を，男女別・年齢層別に見たものである。男子は，すべての年齢層で窃盗の構成比が最も高く，そのほか，傷害・暴行，道路交通法違反，恐喝等が高く，覚せい剤取締法違反の構成比は顕著に低い（最も構成比の高い年長少年で1.7％）。女子は，年齢層が上がるにつれて，ぐ犯及び傷害・暴行の構成比が低下し，覚せい剤取締法違反の構成比が上昇している。
平成22 年における少年鑑別所の退所者の退所事由別構成比は，3-1-3-4図のとおりである。
