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 平成20年版 犯罪白書 第2編/第5章/第5節/2 

2 犯罪予防活動

(1) 社会を明るくする運動等
 更生保護における犯罪予防活動の内容は,世論の啓発,社会環境の改善等多岐にわたる。具体的な活動としては,街頭広報活動のほか,講演会,非行問題を話し合う住民のミニ集会,青少年非行相談,犯罪・非行の事例に基づいて話し合う公開ケース研究会,中学校との連携強化のための取組,スポーツ大会,ワークショップ(体験学習),親子ふれあい行事など,住民が参加する様々な行事が行われている。
 これらの活動は,保護観察所,保護司会,更生保護女性会,BBS会等が,様々な関連機関・団体と連携しながら,年間を通じて実施しているが,法務省の主唱により,毎年7月を強調月間として,社会を明るくする運動が展開されており,平成19年の第57回社会を明るくする運動では,街頭広報活動,講演会等の各種行事に合計約283万人が参加した(法務省保護局の資料による。)。
(2)自主防犯活動
 地域住民による自主防犯活動が活発に行われており,平成19年12月31日現在,警察庁が把握している防犯ボランティア団体の数は,3万7,774団体(前年比18.3%増),構成員数は234万2,279人(前年比18.3%増)であった。