前の項目   次の項目        目次   図表目次   年版選択
 平成19年版 犯罪白書 第3編/第2章/第2節/1 

第2節 犯罪の動向

1 刑法犯・特別法犯

 暴力団構成員等による一般刑法犯及び特別法犯(道路上の交通事故に係る危険運転致死傷及び交通法令違反を除く。以下,本項において同じ。)の検挙人員の推移(最近30年間)は,3-2-2-1図のとおりである。
 検挙人員は,平成元年以降3万人台で推移していたが,16年以降3万人を下回り,18年も2万8,417人(前年比4.1%減)であった。

3-2-2-1図 暴力団構成員等の一般刑法犯・特別法犯検挙人員の推移

 平成18年における一般刑法犯及び特別法犯の主要罪名別検挙人員に占める暴力団構成員等の人員は,3-2-2-2表のとおりである。
 暴力団構成員等が占める比率が高い罪名は,一般刑法犯では,賭博,逮捕監禁,恐喝及び脅迫であり,特別法犯では,自転車競技法違反,競馬法違反,覚せい剤取締法違反及び大麻取締法違反である。
 また,暴力団構成員等の検挙人員を罪名別に見ると,覚せい剤取締法違反が最も多く,次いで,傷害,窃盗,恐喝の順であった。

3-2-2-2表 主要罪名別検挙人員に占める暴力団構成員等の人員