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 平成19年版 犯罪白書 第2編/第4章/第1節/1 

第1節 刑事施設の収容状況

1 刑事施設の収容率

 平成18年12月31日現在における刑事施設の収容定員は,7万9,375人(このうち既決の収容定員は6万2,077人)であり,収容人員は,8万1,255人(このうち既決の収容人員は7万1,408人)であった。
 刑事施設の収容率(収容定員に対する収容人員の比率をいう。)の推移(最近20年間)は,2-4-1-1図のとおりである。
 平成18年12月31日現在における刑事施設全体の収容率は,収容定員の増加が図られたため,前年同時期に比べやや低下しているが,依然として刑事施設の収容人員は増加傾向にあり,過剰収容の状況にある。また,収容人員が収容定員を超えている刑事施設(本所に限る。)は,全75施設中53施設(70.7%)であった(法務省矯正局の資料による。なお,過剰収容対策については本章第4節参照)。

2-4-1-1図 刑事施設の収容率の推移