平成16年の起訴人員（交通関係業過及び道交違反並びに法人を除く。以下，本項において同じ。）について，有前科者（前に確定裁判により罰金以上の刑に処せられたことがある者をいう。以下，本項において同じ。）の人員，有前科者率（起訴人員に占める有前科者の人員の比率をいう。以下，本項において同じ。）及び犯行時の身上（執行猶予中，仮出獄中又は保釈中）を，主要罪名別に見ると，1-4-6-4表のとおりである。
　有前科者率は，45.3％であり，これを罪名別に見ると，覚せい剤取締法違反，暴力行為等処罰法違反で60％を超えている。
　また，有前科者のうち，犯行時に執行猶予中であった者の起訴人員に占める比率は，14.8％であり，これを罪名別に見ると，窃盗（21.1%），横領（20.3%），覚せい剤取締法違反（17.4%），恐喝（17.3%）が比較的高い。

1-4-6-4表　起訴人員中の主要罪名別有前科者人員・犯行時の身上別人員