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 平成15年版 犯罪白書 第2編/第2章/第2節 

第2節 被疑事件の受理

 2―2―2―1図は,平成14年における検察庁の新規受理人員構成比を見たものである。
 平成14年の新規受理人員は,前年より1万7,522人減の218万9,458人であり,その内訳は,刑法犯が121万3,226人(55.4%),特別法犯が97万6,232人(44.6%)となっている。平成10年以降,刑法犯が増加し,特別法犯が減少する傾向が続いており,14年も刑法犯が前年より1万6,096人増加したのに対し,特別法犯は3万3,618人の減少であった。
 刑法犯について見ると,一般刑法犯(交通関係業過を除く刑法犯)は前年より2万3,428人増加して33万3,322人となっており,罪名別では,強盗,窃盗,詐欺,横領(遺失物等横領を含む。)等の増加が顕著である。これに対し,交通関係業過は前年よりも7,332人減の87万9,904人であった。
 また,特別法犯について見ると,道交違反は前年より3万3,877人減の88万2,212人となっており,道交違反を除く特別法犯は,前年より259人増加して9万4,020人となっている(巻末資料2―1参照)。

2―2―2―1図 検察庁の新規受理人員構成比