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 平成15年版 犯罪白書 第1編/第2章/第3節/1 

1 概況

 1―2―3―1図は,平成13年及び14年に検察庁が受理した公務員犯罪を罪名別に示したものである。14年の受理人員総数は,前年より939人(3.4%)増加して2万8,253人となっている。罪名別に見ると,交通関係業過が総数の84.4%と圧倒的に多く,以下,職権濫用,偽造,窃盗,横領の順となっている。

1―2―3―1図 公務員犯罪の罪名別検察庁新規受理人員

 1―2―3―2図は,平成13年及び14年における公務員犯罪の起訴率を罪名別に示したものである。14年に起訴された公務員の総数は,3,222人(前年より68人減少)で,起訴率は,11.6%(前年より0.5ポイント低下)となっている。14年の罪名別の起訴率は,収賄が88.1%と最も高く,以下詐欺,横領の順となっている。

1―2―3―2図 公務員犯罪の罪名別起訴率