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 平成14年版 犯罪白書 第5編/第2章/第4節/5 

5 暴力団構成員等の動向

 5-2-4-7図は,殺人及び暴力的9罪種(ただし,強制わいせつと住居侵入を除く。)に占める暴力団構成員等の比率の推移を見たものである。一般刑法犯全体に占める暴力団構成員等の比率は,平成13年には6.0%に低下している。これに対し,殺人及び暴力的9罪種(前同)においては,逐年減少を示しているものの,13年においても18.7%を占め,依然としてこれらの罪種と暴力団構成員等との親和性の高さが指摘される。罪種ごとに,暴力団構成員等の占める比率を見ると,脅迫,恐喝,殺人において高い比率を示している。しかし,これらの罪種においても暴力団構成員等の占める比率は長期的に見て減少傾向にあり,近時の警察を中心とする暴力団対策が功を奏しているのではないかと推測される。

5-2-4-7図 殺人及び暴力的罪種に占める暴力団構成員等の比率の推移