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 平成14年版 犯罪白書 第1編/第2章/第3節/1 

1 概況

 1-2-3-1図は,平成12年及び13年に検察庁が受理した公務員犯罪を,罪名別に示したものである。13年の受理人員総数は,前年より2,449人(9.8%)増加して2万7,314人となっており,これを罪名別に見ると,自動車による業務上過失致死傷が総数の84.8%と圧倒的に多く,以下,職権濫用,偽造,窃盗,横領の順となっている。

1-2-3-1図 公務員犯罪の罪名別検察庁新規受理人員

 平成13年における公務員犯罪の起訴人員総数は,前年より222人(7.2%)増加して3,290人となっており,起訴率は,前年より0.3ポイント低下して12.1%となっている。
 平成12年及び13年における公務員犯罪の起訴率を罪名別に示したものが,1-2-3-2図である。13年においては,収賄が最も高く,以下,詐欺,横領の順になっている。

1-2-3-2図 公務員犯罪の罪名別起訴率