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 平成12年版 犯罪白書 第3編/第1章/第4節/3 

3 家庭と非行

 最近10年間の家庭内暴力に係る少年の学職別の状況を見たものがIII-17図である。

III-17図 家庭内暴力事犯少年の学職別状況

 少年による家庭内暴力の認知件数は,平成7年以降漸増傾向にあったが,11年は931件(前年比6.9%減)となっている。学職別では,どの年次も中学生が最も多くなっている。
 平成11年における家庭内暴力の対象別の状況を見ると,母親が541件(58.1%)と最も多く,次いで,同居の親族が150件(16.1%),物(家財道具等)が108件(11.6%),父親が87件(9.3%),兄弟姉妹が36件(3.9%),その他が9件(1.0%)となっている(警察庁生活安全局の資料による。)。