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 平成11年版 犯罪白書 第5編/第2章/第1節/2 

2 被害者と被疑者の関係

 V-1図は,平成10年の罪名別検挙件数について,被害者と被疑者との面識の有無等の別に構成比を見たものである。殺人及び傷害は,親族及びその他の面識のある者に対して行われる比率が相対的に高く,性犯罪及び財産犯は,面識のない者に対して行われる比率が高くなっている。さらに,性犯罪の中では,強姦の方が強制わいせつより,面識のある者に対して行われる比率が高くなっており,財産犯の中では,詐欺及び恐喝の方が強盗及び窃盗より,その比率が高くなっている。