平成9年の少年鑑別所新収容者について,男女別及び年齢層別に非行名を見ると,男子は,すべての年齢層で窃盗が最も多く,次いで,年少少年及び年長少年では傷害,中間少年では道路交通法違反となっている。女子は,年少少年では虞犯,窃盗の順,中間少年では覚せい剤取締法違反,虞犯の順,年長少年でほ覚せい剤取締法違反,窃盗の順となっている。
　平成9年の新収容者の男女別年齢は,男子は17歳(24.0%)が最も多く,以下,18歳(22.6%),19歳(20.3%)の順となっており,女子は16歳(22.4%)が最も多く,以下,17歳(18.1%),18歳(17.3%)の順となっている(少年鑑別所収容少年の特質については,本編第4章参照。)。