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 平成 9年版 犯罪白書 第2編/第4章/第3節/3 

3 有期懲役・禁錮刑

 II-16図は,昭和62年以降の10年間につき,地方裁判所及び簡易裁判所において有期刑に処せられた者に対する言渡し刑期を5段階に区分し,その構成比を見たものである。(巻末資料II-14参照)

II-16図 地方裁判所及び簡易裁判所における有期刑の科刑状況構成比

 近年,2年以上の刑期の言渡しを受けた者の比率が上昇している。
 平成8年については,刑期が3年を超える者は2,965人で総人員の4.8%を占めているが,この内訳を見ると,5年以下の者は同3.4%,7年以下の者は同0.8%,10年以下の者は同0.4%,10年を超える者は同0.2%である。