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 平成 7年版 犯罪白書 第2編/第2章/第1節/3 

3 被疑者の逮捕と勾留

 II-1表は,平成6年における交通関係業過及び道交違反を除く検察庁既済事件について,被疑者の逮捕・勾留の状況を罪名別に見たものである。
 警察等によって被疑者が逮捕され身柄付きで送致された事件及び検察庁で被疑者が逮捕された事件(身柄事件)の被疑者の全被疑者に占める比率(身柄率)は28.6%で,これを罪名別に見ると,強姦が最も高く,以下,覚せい剤取締法違反,強盗,恐喝等の順となっている。身柄事件のうち,検察官によって勾留請求された被疑者の全身柄事件被疑者に占める比率(勾留請求率)は90.6%であり,これを罪名別に見ると,覚せい剤取締法違反が最も高く,以下,殺人,強姦,強盗,恐喝等の順となっている。勾留請求された被疑者のうち,裁判官によって勾留が却下された者の割合は,0.12%である。

II-1表 罪名別検察庁既済事件の逮捕・勾留別人員