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 平成 6年版 犯罪白書 第4編/第6章/第2節/2 

2 来日外国人少年の国籍

 来日外国人少年の国籍数は,平成2年には11か国であったものが,5年までの間に新たにIOか国が増加した。来日外国人犯罪における特徴的傾向の一つに挙げられる「国籍の多様化」及びそれらの国々がアジア地域に偏っている状況は,来日外国人少年についても同様である。
 来日外国人少年の国籍別人員の構成比では,タイが39.4%と最も高く,次いで,中国14.3%と続き,この2か国で過半数を占めているが,男女別に見ると,IV-38図のとおり,男子では中国が28.7%と最も高く,次いで,マレイシア16.7%,ブラジル12.6%と続き,女子ではタイが67.4%で最も高く,次いで,フィリピン10.3%となっている(巻末資料IV-9表参照)。

IV-38図 国籍別人員の構成比