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 平成 4年版 犯罪白書 第4編/第4章/第1節/6 

6 スウェーデン

(1) 検挙人員に占める女子比
 1990年の刑法犯(交通業過及びスウェーデン刑法16章16条に規定する軽微な犯罪を除く。)に薬物犯罪を含めた検挙人員に占める女子比は,19.7%である。1984年以降,検挙人員は男子は横ばい傾向,女子は漸増傾向にあり,女子比は漸増(1984年の女子比は18.3%)しているものの,いずれも目立った変化は認められない。
(2) 女子比の高い罪名
 (IV-53図)
 女子比の高い罪名は,窃盗25.3%,詐欺23.9%,薬物犯罪14.2%などであり,窃盗の中の万引きだけを取り上げると,女子比は37.8%を占める。
 その他,傷害,強盗の女子比はそれぞれ7.3%,(実数753人),4.6%(実数43人)である。
 経年変化で見ても女子比の高い罪名,及び比率はほとんど変わらない。
(3) 女子犯罪に占める罪名別構成比
 (IV-54図)
 薬物犯罪を含めた女子の検挙人員を罪名別構成比で見ると,窃盗が過半数の54.7%を占め,そのうちの約9割が万引きである。その他,詐欺11.3%,薬物犯罪5.7%,傷害4.5%と続く。男子も窃盗がトップであるが,33.8%であり,そのうちの約半数が万引きである。その他,男子で構成比の高い罪名は,傷害12.0%,詐欺7.6%,薬物犯罪7.2%などである。
 罪名別構成比を経年変化で見ても,男女ともほとんど変化は認められない。
(4) 女子少年の割合
 (男女別検挙人員の少年の割合については,統計がない。)

IV-53図 罪名別検挙人員及び女子比

IV-54図 女子検挙人員の罪名別構成比