III-20表は，昭和50年，60年及び63年から平成2年までの少年保護事件の家庭裁判所受理人員を，事件の種類別に見たものである。2年における受理人員総数は，前年よりやや減少している。
　III-21表は，交通関係業過及び虞犯を除く一般保護事件について，家庭裁判所の終局処理状況を見たものである。罪名別で見ると，窃盗が最も多く，以下，横領，毒劇法違反，傷害の順であり，この順位は昭和60年以降変わらない。
　III-22表は，平成2年における交通関係業過を除く一般保護事件の家庭裁判所終局処理状況を，前処分回数別に見たものである。処分歴のある少年は総数の23.4%で，そのうちの28.0%が検察官送致又は保護処分となり，かつ，前処分回数が多くなるにつれて，この比率が高くなる傾向が見られる。
　III-23表は，昭和63年，平成元年及び2年における交通事犯少年に対する家庭裁判所の終局処理状況を，III-24表は，昭和63年，平成元年及び2年における虞犯少年に対する家庭裁判所の終局処理状況を，それぞれ見たものである。

III-20表　少年保護事件の家庭裁判所受理人員

III-21表　少年一般保護事件の罪名別家庭裁判所終局処理人員

III-22表　少年一般保護事件の前処分回数別家庭裁判所終局処理人員

III-23表　交通事犯少年の家庭裁判所終局処理人員

III-24表　虞犯少年の家庭裁判所終局処理人員