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 平成 4年版 犯罪白書 第2編/第2章/第1節/3 

3 被疑事件の処理

 II-3表は,平成3年における検察庁の終局処理人員を罪名別に見たものである。終局処理人員総数は,前年より3万4,158人(1.5%)減少している。

II-1表 罪名別検察庁新規受理人員

II-2表 罪名別検察庁既済事件の逮捕・勾留別人員

 II-4表は,最近3年間における罪名別の起訴率及び起訴猶予率を見たものである。起訴率を罪名別に見ると,平成3年では,道交違反が最も高く,以下,覚せい剤取締法違反,暴力行為等処罰法違反,強盗,傷害,贈収賄,銃刀法違反の順となっている。交通関係業過の起訴率は,検察庁の処理の在り方等の見直しにより昭和62年に前年より約20%低下して以来,下降傾向にある。

II-3表 罪名別検察庁終局処理人員

II-4表 罪名別起訴・起訴猶予率

II-5表 不起訴処分における理由別人員

 起訴猶予率を罪名別に見ると,平成3年では,交通関係業過が最も高く,以下,横領,窃盗,賭博・富くじ,恐喝の順となっている。
 II-5表は,最近5年間における交通関係業過及び道交違反を除く不起訴処分人員を理由別に見たものである。