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 平成 2年版 犯罪白書 第3編/第5章/第3節/2 

2 少年の刑事裁判

 III-71表は,昭和61年から63年までの第一審公判で有罪の裁判を受けた少年(判決時に20歳未満の者)に対する科刑状況を見たものである。63年における有罪人員総数は549人で,前年より88人(13.8%)減少している。有期の懲役又は禁錮を言い渡された少年が546人と大部分を占めているが,その81.1%に当たる443人に執行猶予が言い渡され,実刑となった者は103人(前年は151人)である。有罪人員を罪名別にみると,業過が全体の61.6%を占め,以下,窃盗(10.7%),道路交通法違反(8.4%),覚せい剤取締法違反(5.8%)などの順となっている。なお,第一審の裁判所は,事実審理の結果,刑事処分よりも保護処分に付するのが相当であると認めたときは,事件を家庭裁判所に移送しなければならないが,このようにして移送された者は,63年は1人である。

III-71表 少年の罪名別第一審公判事件有罪人員(昭和61年〜63年)