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 昭和58年版 犯罪白書 第2編/第3章/第2節/2 

2 強  盗

 II-57表は,強盗の期間別平均再犯率等の推移を見たものである。
 一般再犯の再犯率について見ると,昭和30年代前期において,実刑者では55.4%(単年次では47年の60.0%),執行猶予者では53.7%(単年次では32年の58.8%)を占め,最高の比率となっている。
 暴力再犯の再犯率では,実刑者の場合,昭和30年代前期の23.8%(単年次では39年の28.7%)が最も高く,執行猶予者の場合,30年代後期の24.7%(単年次では38年の37.1%)が最高となっている。
 強盗における同一再犯の再犯率は,昭和20年代後期における実刑者の5.9%,執行猶予者の4.2%がそれぞれ最高であるが,この再犯率は,殺人より(よ高いとは言え,後出の恐喝及び傷害に比べるとかなり低い。

II-57表 強盗事犯者の再犯率(昭和25年〜57年)