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 昭和58年版 犯罪白書 第2編/第1章/第5節/3 

3 被害者の特徴

 昭和57年中の通り魔事件の被害者を性別及び年齢層別に見たものが,II‐27表である。被害者総数200人のうち,女子が160人と80.0%を占めており,女子が被害者となっている事件が多い。年齢層を見ると,男子では,15歳以下及び51歳以上が多く,女子では,25歳以下が109人と68.1%を占めている。以上のところからして,この種犯罪の多くが,若い女子や体力的に劣る弱者を対象としていると言える。