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 昭和57年版 犯罪白書 第2編 /第2章/第2節/7 

7 裁判の執行

(1) 死刑の執行
 昭和54年以降最近3年間における死刑執行人員は3人で,罪名別に見ると,いずれも殺人となっている。
(2) 自由刑の執行指揮

II-26表 自由刑の執行指揮人員(昭和54年〜56年)

 昭和54年以降の3年間における自由刑の執行指揮状況は,II-26表のとおりである。56年における無期懲役の執行指揮人員は,前年より6人減少して34人であり,有期懲役の執行指揮人員は,前年より2,204人増加して3万7,726人となっている。有期禁錮の執行指揮人員は,46年以降減少傾向にあり,56年には前年より更に64人減少して547人である。
 (3)財産刑の執行
 昭和54年度以降の3年間における罰金及び科料の調定件数と調定金額は,II-27表のとおりである。昭和56年度における罰金の調定金額は約541億円,科料は約6,300万円で,前年に比べ,罰金は約11億円の増加,科料は約24万円の減少となっている。なお,56年度における労役場留置の執行状況は,罰金につき,2,544件,約1億300万円,科料につき,58件,約15万円となっている。

II-27表 罰金及び科料の調定件数及び調定金額(昭和54年度〜56年度)