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 昭和56年版 犯罪白書 第1編/第2章/第2節/3 

3 爆発物使用事犯等

 爆発物使用事犯の認知件数及び死傷者数の最近10年間の推移を見ると,I-30表のとおり,昭和53年以後認知件数及び死傷者数ともに著しく減少しており,55年においては,過激派集団の爆弾闘争が開始された44年以来初めて認知件数ゼロとなった。
 過激派集団によるゲリラ事件(火炎びん使用事犯を含め,火炎車両突入,時限式発火物を取り付けた車両による放火,電話ケーブル切断,施設破壊,列車妨害等の襲撃事件)の最近3年間の認知件数は,I-31表のとおり,減少傾向にあり,昭和55年においては23件である。