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 昭和54年版 犯罪白書 第3編/第1章/第1節/3 

3 少年特別法犯

 III-7表は,最近5年間の道交違反を除く少年特別法犯罪名別送致人員を示したものである。少年特別法犯は,ここ数年,増加を続け,昭和53年には,実数で3万1,409人となっている。

III-7表 少年特別法犯送致人員の推移(昭和45年,50年〜53年)

 最も多いものは,毒物及び劇物取締法違反の2万3,117人で,道交違反を除く特別法犯総数の73.6%を占めている。以下,覚せい剤取締法違反,銃刀法違反の順となっている。
 これを前年に比較して見ると,特に,増加の比率の著しいものは覚せい剤取締法違反で,前年比74.4%の増となっており,次いで毒物及び劇物取締法違反(前年比33.5%の増)であり,今後の動向が注目される。