前の項目   次の項目        目次   図表目次   年版選択
 昭和52年版 犯罪白書 第2編/第2章/第1節/4 

4 初入者の執行猶予歴及び保護処分歴

 新受刑者のうち,初めて入所した(初入者)について,執行猶予歴及び保護処分歴のある者の割合を見ると,それぞれ,II-35表及びII-36表のとおりである。執行猶予歴のある者は,昭和51年では44.2%で,単純執行猶予が多い。執行猶予歴のある者の割合は,47年以降上昇の傾向を見せ,51年では,49年に比べて,約10%増加している。また,保護処分歴のある者の割合は,41年に23.0%を示し,その後は49年まで逐年低下して,50年には,わずかに上昇したものの,51年では,再び,15.9%と低下している。